21日後場の日経平均株価は前日比4円49銭高の1万10円39銭と小幅続伸。後場寄り直後はアジア株安や、円の強含みを背景に、前場安値を下回る場面もあったが、先物に大口の買いが観測されると主力株を中心に買いが優勢となり、日経平均はプラス圏へ再浮上した。ユーロ圏首脳会議を前に様子見ムードが強まるなか、ギリシャ支援策の進展が期待されるとの見方が強まったという。一方、TOPIXはプラス圏を維持できず、小幅ながら反落した。東証1部の出来高は17億9700万株。売買代金は1兆1245億円。騰落銘柄数は値上がり487銘柄、値下がり996銘柄、変わらず176銘柄。
明和証券・シニアマーケットアナリストの矢野正義氏は「ギリシャが救済されても、スペインやイタリアなどがあるため、きょうの段階で買い上がる展開にはなれなかった。そもそも日経平均が1万円台を維持するにも、市場エネルギーが少ない。国内では企業決算発表が本格化するため、これから個別株物色の様相を強める見通しだが、下値は限定的でも上値を追う力が足らない。1万円もしくは200日移動平均線を挟んでもみ合いとなり、エネルギーをためていく格好になりそう」と指摘している。
業種別では、三菱UFJ <8306> など銀行株が買われ、アコム <8572> などノンバンク株も継続物色された。野村 <8604> など証券株も底堅い。JX <5020
> など石油株もしっかり。大阪チタ <5726> など非鉄金属株も引き締まった。個別では、12年3月期で増収増益予想のNOK <7240> が上昇した。自社株買いを発表したユニオンツール <6278> も堅調。有機EL事業への期待感から見直し買いが流入した保土谷化 <4112> なども高い。東電 <9501> は短期筋の買いにけん引されて急騰し、値上がり率トップ。また、売買代金は過去最高となった。
半面、中越パ <3877> 、日本紙 <3893> などパルプ・紙株がさえない。山崎パン <2212> など食品株も下落し、モルガンMUFG証が投資判断を引き下げたJT <2914> の下げもきつい。三井不 <8801> など不動産株や、渋沢倉 <9304> など倉庫株も軟調。JR東日本 <9020> 、日立物流 <9086> など陸運株も下押した。HOYA <7741> など精密機器株の戻りも鈍い。個別では、12年3月期で営業益28%減予想のミツバ <7280> や、12年3月期第1四半期で営業赤字の小松ウオール <7949> などが安い。なお、東証業種別株価指数は、全33業種中、12業種が上昇した。
提供:モーニングスター社
紙が悪いか…秋から値上げだと言っていたな、ふざけてる!!!【5020】JXホールディングス(株)
明和証券・シニアマーケットアナリストの矢野正義氏は「ギリシャが救済されても、スペインやイタリアなどがあるため、きょうの段階で買い上がる展開にはなれなかった。そもそも日経平均が1万円台を維持するにも、市場エネルギーが少ない。国内では企業決算発表が本格化するため、これから個別株物色の様相を強める見通しだが、下値は限定的でも上値を追う力が足らない。1万円もしくは200日移動平均線を挟んでもみ合いとなり、エネルギーをためていく格好になりそう」と指摘している。
業種別では、三菱UFJ <8306> など銀行株が買われ、アコム <8572> などノンバンク株も継続物色された。野村 <8604> など証券株も底堅い。JX <5020
銘柄情報
半面、中越パ <3877> 、日本紙 <3893> などパルプ・紙株がさえない。山崎パン <2212> など食品株も下落し、モルガンMUFG証が投資判断を引き下げたJT <2914> の下げもきつい。三井不 <8801> など不動産株や、渋沢倉 <9304> など倉庫株も軟調。JR東日本 <9020> 、日立物流 <9086> など陸運株も下押した。HOYA <7741> など精密機器株の戻りも鈍い。個別では、12年3月期で営業益28%減予想のミツバ <7280> や、12年3月期第1四半期で営業赤字の小松ウオール <7949> などが安い。なお、東証業種別株価指数は、全33業種中、12業種が上昇した。
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紙が悪いか…秋から値上げだと言っていたな、ふざけてる!!!【5020】JXホールディングス(株)
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